2021年03月30日 16:01

ハタプロとNTTドコモ九州支社は、コロナ禍で高齢者一人でも自宅で口腔機能トレーニングができるAIが搭載されたロボット「ZUKKU for オーラルケア」を開発した。

口腔機能トレーニングの状況によって対話内容が変化するロボットとしては、世界初となる。また、このたび、健康行動の習慣化が期待できる製品として、福岡市と福岡地域戦略推進協議会が実施する「福岡ヘルス・ラボ」の第4期社会実験に採択された。

AIロボット「ZUKKU for オーラルケア」は、ドコモのネットワーク内に設置したクラウド基盤上で、RealNetworks,Inc.の高速・高精度なAI顔認証ソフトウェアを活用しながら、AIが個人の状況に合わせてトレーニングメニューを提案。「ドコモAIエージェントAPI(R)」を活用することで、トレーニング中リアルタイムにフィードバックをおこない、トレーニング効果を最大限に引き出す。また、ロボットからの声がけにより興味関心を引く会話を進めることもでき、健康情報などのコンテンツ配信によって、利用者の健康に関する知識量を向上。日常生活でも、自発的に自ら予防に取り組めるよう行動変容を促す。

本取り組みを通して、ハタプロ・ドコモは、福岡市をはじめ全国でのプロダクトの提供体制を築き、With/Afterコロナにおける市民の新たなニーズや社会課題の解決をめざしていく。