2021年03月30日 15:40

MESONは、新たなコミュニケーション体験構築プロジェクト「GIBSON(ギブソン)」において、渋谷区神南エリアを舞台としたAR/VR融合の周遊体験の実証実験を実施した。本取り組みは、国土交通省主導の3D都市モデル整備・オープンデータ化プロジェクトであるProject PLATEAUの一環として3月8日~16日にかけて実施された。
まずバーチャルな渋谷神南エリア地区に遠隔地からアクセスするVRユーザーと、実際に渋谷神南エリアにいるARユーザーとが、あたかも同じ空間を共有しながら共に周遊体験をしているかのような体験を提供。新たな渋谷の魅力を新たに発見してもらうことを目的に、現実空間とバーチャル空間内の同じ場所に対応する空間コンテンツを設置した。
AR/VRの横断型のコミュニケーションを都市スケールで展開したときに、ユーザー間のインタラクションがどのように変化し、どのようなユースケースが可能になるかを検証。2人1組で計8組に実証調査に参加してもらい、半分のグループはGIBSONの体験を提供し、もう半分のグループは、比較対象として2人で実際に渋谷で街歩きを行ってもらった。
実験の結果、フィジカル空間にいる人とサイバー空間にいる人が、物理的距離を超えて「街歩き」体験を共有し、離れた人とも一体感を持ってコミュニケーションを取れることがわかった。また、AR/VR共通のコンテンツを配置することで、街に関する発見や街の魅力向上につながることが示唆された。詳しくはこちら。