2021年03月29日 10:37

長野県諏訪郡富士見町は、コロナ禍をきっかけに、富士見町の精密機械企業を紹介するウェブサイト「SEIMITSU FUJIMI」(セイミツフジミ)を、3月26日からスタートした。

富士見町は、八ヶ岳と南アルプスの間に立地し、山梨県との県境、長野県でも関東圏に近いエリアにあり、東京都から電車・車とも約2時間でアクセスできる。標高700m~1200mの立地を生かし、避暑地や冬のスノーリゾート地として人気があり、レタスやセロリなど高原野菜栽培がさかんだ。その一方で、「東洋のスイス」と呼ばれる諏訪湖を中心に広がる諏訪地域に属し、富士見町内の精密機械企業は約70、主要な産業の一つとなっている。

コロナ禍により、地方では国内最大級規模の工業専門展示会である「諏訪圏工業メッセ」も、2020年は中止となりオンライン商談会としての開催になった。富士見町では、これを機に、受注機会増加のための取り組みを検討、同町の精密機械産業を育んできた風土と環境、精密機械を作り出す各社の独自技術を伝えるサイト「SEIMITSU FUJIMI」を企画した。

「SEIMITSU FUJIMI」では、精密機械産業を育む風土や環境の説明とともに、独自の技術を持つ精密機械企業を紹介し、「精密の町・富士見」としての認知向上、ブランドの構築、そしてメーカーの設計部門や商社の調達部門への情報提供を目指す。サイトでは、富士見町内の約70の精密工業企業からまず11社を記事と動画で紹介する。

SEIMITSU FUJIMI