2021年03月17日 17:43

中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営するツクルバは、3月15日、中古住宅市場の流通促進を通じた循環型社会の実現に向け、個人の中古・リノベーション物件売却における市場課題を提起した。
ツクルバが中古・リノベーション物件売却に課題を提起した背景には、購入後に売却する際に中古リノベ物件の価値が正しく評価されず、資産価値が高くないと誤解されていることがある。また、中古物件の購入ニーズに対して物件の供給が十分に追いついておらず、物件流通が滞ることで、住宅の社会的寿命が短くなり、環境に不可をかけてしまう懸念も。首都圏でも、循環型社会の実現や、持続可能な開発目標(SDGs)の一つである「住み続けられるまちづくりを」が達成されないことが危惧されている。
ツクルバは、このような課題感や不安に鑑み、3月15日に、「コロナ禍でも拡大する中古住宅流通市場 リノベーション物件の新しい価値とは」をテーマに、オンラインのプレス向けセミナーを開催した。
トークセッションでは、カウカモ編集長や、デリシャスカンパニー主宰者らが、消費者に求められる中古・リノベーション物件の特長について、中古物件が求められる社会情勢とともに解説。「住み継ぎ」を促進することで建築家や売主の想いを買い主に繋ぎ、今ある資源を大切にすることにも繋がる点について触れられ、リノベーション物件の価値と可能性について理解を深めるセミナーとなった。