2021年03月17日 14:26

「aba」は、高齢者の排泄臭気の分析とそれによる体調予期の研究開発を開始した。同社が開発している排泄ケアシステム「Helppad(ヘルプパッド)」は、三大介護の一つである排泄介助の業務負担軽減や介護施設利用者へのケアサービス品質向上を目的として、パラマウントベッドと共同開発した製品。介護機器を身体に装着することなく、ベッドに敷くだけで排泄を検知でき、蓄積されたデータを利活用して排泄パターン表を自動作成する機能も備えている。
今回の研究は、高齢者の排泄臭気から体調を予期し、疾病や感染症の早期発見を実現することを目指したもの。介護施設利用者の排泄臭気の回収・分析を通して、尿や便に含まれる高齢者特有の臭気成分を特定し、排泄センサーの新規開発やアプリケーションサービスの新機能開発に取り組んでいる。
abaは、介護という支えあいのフィールドを支える、ケアテックカンパニー。内閣府調査において介護の負担感NO.1であった排泄という課題に10年以上真摯に向き合い、業界初・においで尿便を検知する排泄センサーを開発した。体に非装着、便も検知可能な排泄センサーは業界でも珍しく、排泄パターン表が自動作成される仕組みも備えている。
介護される側、介護する側が共に、自分らしくよりよく生きられる社会の実現に向け、本研究により排泄を基軸とした要介護者生活の更なる質の向上を目指す。