2021年03月10日 07:47

伊藤手帳は紙の家計簿に関する調査を発表する。本調査は20代~50代女性4135人に対して「家計簿を定期的につけているか」「家計簿をつけるのに主に何をしているか」スクリーニング調査を行った。

「定期的に家計簿をつけている」と回答した人の内訳は「紙の家計簿のみを利用している」が36.4%、「紙の家計簿と家計簿アプリの両方利用しているが主に紙の家計簿を利用している」が7.0%、「紙の家計簿と家計簿アプリを同じくらい利用いている」が2.8%、「紙の家計簿と家計簿アプリを両方利用しているが、主に家計簿アプリを利用している」が5.9%、「家計簿アプリのみを利用している」が39.0%。家計簿アプリとの共用も含めると紙の家計簿を使う人は全体の52.1%となった。

これらのスクリーニング結果をもとに紙の家計簿のみ使っている404人を対象に「紙の家計簿を使う理由」や「家計簿アプリ」の利用有無など5項目について調査を行った。調査の結果、紙の家計簿を使う理由は「自分で紙に記入したり集計する事でお金を使ったという実感がわく」が68.8%。紙の家計簿を使っている人の家計簿アプリの経験者は36.6%。紙のみの手帳へ戻った理由はアプリの設定や入力が面倒だったが54.7%。家計簿をつけるのを挫折した経験がない人は56.7%。家計簿の付け方は「ザックリ派」が58.7%となった。

今後は、より一層進むデジタル化・女性の社会進出に対応した仕様の家計簿を開発すると共に家計簿アプリを含めた継続性の高い家計簿の付け方の啓蒙等が必要と伊藤手帳は考える。