2021年03月09日 12:23

OUI Inc.(ウイインク)は、ブラジル日系人が運営する医療NGOのAMDAF(Associação Medicos da Floresta)と共同し、ブラジルのインディオ(先住民)向けの眼科支援プロジェクトを発足する。
同社は、「医療を成長させる」ことを理念に、慶應義塾大学医学部の眼科医が2016年7月に立ち上げた大学発のベンチャー企業。現役医師の知見や技術を全ての医療現場に還元することで、常に医療を成長させ続け、最高の医療サービスを創造する。
同社では眼科の診察を可能にするiPhoneアタッチメント型医療機器「Smart Eye Camera(SEC)」をゼロから開発し、約1年半で完成させた。iPhoneのカメラと光源を利用した眼科診療機器は本邦初であり、動物実験の結果及びヒトの眼を使用した臨床研究の結果にて、既存の細隙灯顕微鏡と同等の性能があることが証明されている。
今回、ブラジルで、先住民向けに眼科医療を届ける活動を展開しているAMDAFと共同し、眼科医療へのアクセスが困難な地域で生活しているインディオの人々に対し、SECを活用した眼科支援プロジェクトを発足することになった。同社は、今後も国内外のパートナーと共同し、SECを国内外に広めることで2025年までに世界の失明を50%減らすことを目指して活動していく。