2021年03月08日 13:53

小田急電鉄は、3月12日~6月11日まで、小田急線新宿駅6番ホームにリサイクルステーションを設置し、使用済みペットボトルを新たな飲料用ペットボトルにリサイクルする「ボトルtoボトル」に向けた実証運用を開始する。

現在、日本国内で回収されたペットボトルの多くは、回収状況によってペットボトルにリサイクルすることができず、トレイや繊維などにリサイクルされた後、焼却処分される傾向がある。今般、小田急線で最も利用が多い新宿駅にリサイクルステーションを設置し、利用者にキャップやラベルの分別回収に協力してもらうことで、ペットボトルへの再利用可能な状態での回収を促進する。同施策を通じて、より多くの再生可能なボトルの回収に必要な要素を抽出し、今後、新宿エリアや小田急線沿線における展開を検討していく。

この施策は、多くの人に利用してもらう鉄道事業者であり、天然水・緑茶「箱根の森から」を商品化、販売する立場から、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」に向き合って取り組むもの。同社では、SDGs等の視点から社会や顧客に新たな価値を提供する新規事業創造に向け、社内アイデア公募制度「Climbers(クライマーズ)」を実施している。今回の取り組みは、その一環で、プロジェクト名「RE:BOTTOLE A(リボトルアクション)」として実施する。

実証期間は3月12日~6月11日まで(予定)。設置場所は、小田急線新宿駅西口地上改札口付近。

小田急電鉄