2021年03月05日 15:53

世嬉の一酒造など東北6県のビール会社11社は、「第15回東北魂ビールプロジェクト」として、3月4日より共同でビールの販売を開始した。

「東北魂ビールプロジェクト」とは、東北のクラフトビールのブルワーが集まり、お互いの経験・知識をオープンにして技術研鑽し、東北を美味しいビールを醸造する場にするプロジェクト。プロジェクトの研修として、毎年数本の仕込みを共同で行っている。今年はコロナ禍ということもあり担当者全員が集まることが難しく、共同で同じビールを作ることは叶わなかった。その一方で、「地域の米とホップを使用したビールを提供すること」を条件とし、各社がそれぞれ特別なビールを醸造・販売することを決定した。

「第15回東北魂ビールプロジェクト」では、東北11社がそれぞれ、地域のお米、ホップを使用し、東北震災復興に寄与してくれた顧客への感謝の意を込めて、各ブルワリーが美味しいと思う特別ビールを醸造し、3月4日から販売開始。そして世嬉の一酒造からは、岩手県産陸前高田市の復興米「たかたのゆめ」と岩手産ホップIBUKIを使用し、岩手で自然採取した酵母を使用した「ありがとう10年エール」を発売する。「ありがとう10年エール」は、ホップの香りと酵母由来の香りが織りなす、米の旨味が加わったバランスの良いビールだ。

販売開始日は3月4日(一部のブルワリー予約のみ、3月8日に出荷)。

世嬉の一酒造