2021年02月24日 15:03

Amazonは、「ディスタンス・アシスタント」の技術を日本の物流拠点・フルフィルメントセンター(FC)と配送拠点・デリバリーステーション(DS)に導入した。

「ディスタンス・アシスタント」は既に米国、インド、ヨーロッパのAmazonの施設で展開している。人工知能を搭載したこの革新的な技術は、リアルタイムで人と人との距離が確保できているかを表示し、現場で働くスタッフが2メートル以上のソーシャルディスタンスを確保できているか、自ら確認するのに役立つ。新型コロナウィルス感染症が拡大する中、FCやDSなどたくさんのスタッフが働く現場で、感染症予防対策としてソーシャルディスタンスを確保することが重要だ。この技術は、Amazonで働くスタッフの就業中の健康と安全を確保するためのさらなる施策となる。

「ディスタンス・アシスタント」は、人工知能、拡張現実、機械学習を活用し、カメラに映る個人の動きを追跡し、周囲の人との物理的な距離を測定する。このスタンドアローン型ユニットは、機械学習モデルを使用して、周囲の環境と人を区別。深度センサーと組み合わせることで、アルゴリズムが人と人との正確な距離を測定し、モニター上にアラートを表示する。Amazonは、「ディスタンス・アシスタント」をFCとDSの人が集まりやすいエリアに設置。カメラの前を人が通ると、モニターにはライブ映像が表示され、他の人が2メートル以内にいるかどうかをモニターの画面に表示されるインジケーター(円)で知らせ、周囲の人と適切な距離を保つよう、働くスタッフに注意を促すように設計されている。

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