2021年02月18日 16:20

BIMobject Japanは、2月18日オープンのXR展示場「京きもの語り」の開発を支援した。「京きもの語り」は、きもの文化(きものファッション)の新たな顧客体験の提供、海外普及を目指し、幅広い層に向けて気軽にアクセスできる近未来的な伝統産業の在り方を体験できる常設サイト。
特別なツールやアプリを必要とせず、パソコンやスマートフォンから誰でも簡単にバーチャル空間に参加できる。着物を複数の角度から撮影し立体的に展示しているほか、職人の繊細な手作業で作りだされる着物の創作工程をバーチャル工房内で見学できるので、各産地の伝統染織産業の工房を実際に見学しているような疑似体験が可能。
同社はより充実した体験感を実現するため、最先端のデジタル技術をVR(仮想現実)やハイクオリティな映像表現として本サイトに活かしている。石畳から木の質感に至るまで、京都の街並みを精巧に再現し、フルCGながらこれまでにない深い没入感を得られる「バーチャル京都」を構築し、3D撮影により実現した工房ツアーや着物店舗「巴」にもスムースかつシームレスにアクセス可能。職人の繊細な手作業で作りだされる着物が出来上がるまでのいくつもの工程をバーチャル工房内に展示した。
今後は、京都染織産業XR推進コンソーシアムとともに、着物文化の海外普及、販路拡大も見据え、デジタル技術を活用し、日本の伝統文化の魅力、モノづくりの大切さを国内外へ発信し、伝統産業の持続可能な未来に貢献する。