2021年02月17日 06:51

東芝エレベータは、抗菌・抗ウイルス機能を強化し、最新の建築トレンドを取り込んだ新意匠のラインアップを拡充した、マシンルームレスエレベーター「SPACEL」(スペーセル)を新発売した。
本製品は、2016年1月に発売した、省エネ性能と環境性能に優れた標準形マシンルームレスエレベーター「SPACEL-GRII」の後継機種。新機種には新型コロナウイルス感染症防止対策として、エレベーターかご内用品の抗菌・抗ウイルス加工や、非接触ボタンが採用できる。また、イオン発生装置を標準装備し、かご内リフレッシュ機能を採用することで、換気機能をさらに強化することが可能。
意匠面では、最新の建築トレンドを取り入れた新しいデザインの天井や操作盤を新たにラインアップし、8.4インチの新大形液晶インジケータには、非常時の四カ国語表示や移動時間を直感的に感じられるプログレスリングなど、より利用者視点での快適なエレベーター空間を目指した。
さらに、持続可能な社会の実現に向けたSDGsへの取り組みとして、環境性能の高いエレベーターを目指し、据付現場での有害物質(ヒューム)の発生を抑えるため、標準形エレベーターとして国内初(同社調べ)となる、溶接レス工法を新たに開発し、建築現場での環境改善にも貢献する。販売目標台数は約5000台/年間。参考価格は、住宅用・定員9人・速度60m/min・停止階床5箇所の場合で概ね1200万円。