2021年02月17日 06:32

動画型マネジメントシステム「ClipLine」を提供するClipLineは、2021年1月にオンライン研修経験者へオンライン研修に関する調査を行い、その結果を紹介した。

それによると、オンライン研修に満足と回答した人は71.0%。また、オンライン研修を理解しにくいと感じたと回答した人は61.0%。そして、理解できなかった時の対処法として、「研修中、もしくは事後に質問をする」と回答した人はわずか29.5%だった。なお、オンラインコミュニケーションに慣れたと回答した人は55.5%だった。

「オンライン研修」受講者の満足度は高い結果となっているが、その理由にはオフラインでは通常制限されてしまうような「時間」や「場所」にある程度の自由度が起因していることが伺える。一方で、質問や集中のしやすさを満足度が高い理由としている人は比較的少ない印象。また、約6割の人が研修内容を理解しにくいと感じた経験を持っており、研修の本来の目的である知識の習得には一定の課題感があることが見て取れる。さらに、わからなかったときにその場で聞きにくいと感じている人が多いこともオンライン研修のマイナスな特徴と言える。

ニューノーマルな働き方になって1年以上経過しているにも関わらず、オンライン研修以降のオンラインコミュニケーションについても慣れたと感じている人がわずか半数しかいないことからも、まだまだ多くの企業にとってオンラインでの従業員とのコミュニケーションに大きな課題感があると考えられる。