2021年02月08日 16:19

情報流通支援サービスのオークネットと、様々な省エネ環境製品の開発を行うMIRAI-LABOは、2021年2月より中古EVバッテリーの再生・流通事業参入にむけた共同プロジェクトに着手する。

MIRAI-LABOは、独自のバッテリーグレーディング技術とMBMS(マルチプルバッテリーマネジメントシステム)により、自律型街路灯「THE REBORN LIGHT」として、EVの使用済みバッテリーの再製品化に成功している。一方、オークネットは35年にわたり中古車をはじめとする複数の事業領域で、オンラインオークションを手掛けてきた。また検査のみならず、循環型オークション流通のためのグレーディング技術の規格統一のノウハウを確立している。

自動車産業においては、環境保護ならびに持続的発展の観点から、世界的にEVへの移行が進んでいる。一方、EVに搭載されるリチウムイオンバッテリーは、最先端技術と希少資源が活用されているにも関わらず、その価値を最大化するためのライフタイムリユースのスキームが未だ確立されていない。

両社は共同プロジェクトを通じて、EV車両の二次流通やリチウムイオンバッテリーの再商品化と流通を実現することで、自動車産業の持続的発展並びに環境問題に、より一層寄与。またEVバッテリーの検査・グレーディング技術を確立することで、燃料車と比較して残存価値が下落しやすいと言われる中古EV車の適正評価と適正価格形成にも取り組んでいく。