2021年02月05日 17:54

ナビタイムジャパンは、2021年2月5日(金)より、トラックドライバー専用「トラックカーナビ」にて、大型車の旋回実績を考慮したルート検索に対応する。

旋回実績は、「トラックカーナビ」アプリのユーザーから取得された過去6ヵ月分の走行実績を活用し、トラックが旋回可能な曲がり角のデータを抽出して作成している。車両の大きさ(車長・車幅)や通過ユニークユーザー数などから、内輪差、外輪差まで計算して導き出し、旋回できるかを判定したうえで、通れるルートを表示。旋回実績に対応したルートは、ルート検索の「推奨」「無料優先」等すべての優先条件に適用されるため、ユーザーは特別な操作をしなくても利用することができる。

近年、ドライバーを事故から守り、大型車に安心安全なルートを提供する必要性が、より高まっている。「トラックカーナビ」においても、実際には十分に旋回できる箇所であっても、より安全なルートを優先して提案してきたが、手前に旋回できる道路があっても考慮されず、遠回りのルートを提示することがあった。また、大型車は、一般乗用車と比べて車両が大きく、特に道幅の狭い道では電柱やポール、街路樹や枝葉など道路環境を把握する必要があるが、これらの情報は地図データとして正確に整備することが困難だった。

これらを補完するデータとして旋回実績データを活用し、トラックが安全に曲がれた実績のある道を適切に通すことで、安全性を満たしながら不要な遠回りのないルートを案内することが可能となった。