2021年02月03日 17:32

バーチャルテクノロジーでカラダの動きをデータ化し、社会実装を進めるイマクリエイトと京都大学大学院医学研究科は、身体性を伴う様々なスキルをシェアできるようにするバーチャルトレーニング「ナップ」の医療実習用トレーニングを、看護学科向けに2月4日から無償提供を開始する。
昨今の新型コロナによる環境の変化から、医学部生が実際の患者を相手に実習を行うことが難しくなったことを背景に、イマクリエイトは身体性を伴う様々なスキルをシェアできるようにするバーチャルトレーニング「ナップ」を活用した医学部生向けの医療実習バーチャルトレーニングを京大と共同開発、今年1月に発表した。その後、複数の医療教育機関から同じ課題による問い合わせを複数寄せられたことから、開発したバーチャルトレーニングを「ナップ:診察」として、より多くの医療実習現場へ提供することを決定した。
「ナップ:診察」であれば、医学部生はバーチャル空間上に可視化された医師の動きをお手本に、自らの体を動かしながら仮想の患者を相手に実習を行えるようになるため、患者や医師と非対面・非接触で医療技術の習得が可能になる。また、バーチャルトレーニングであるため、時間や場所、専用の模型の有無を問わない実習も可能。
本バーチャルトレーニングでは、腹部触診・胸部聴診・膝蓋腱反射の診察技術の習得が可能となっている。 提供期間は2021年2月3日~2021年4月30日予定。申し込みはこちら。