2021年01月08日 13:18

協同乳業は、全国農業協同組合連合会(JA全農)と協力して、「農協牛乳」の店頭販売時に酪農家が自作したPOPを掲示し、牛乳・乳製品の魅力を発信する「酪農の輪プロジェクト」を、2020年12月23日より順次開始した。

メイトーブランドの協同乳業は、1953年12月に「食のトップランナー」として創業し、以来60年以上顧客の立場に立った商品開発と、進取の気風を持った確かな技術力で数々のロングセラー商品を生み出してきた。

同プロジェクトで酪農家が作成するPOPでは、「酪農家のつぶやき」シリーズと題して、酪農家の想いや酪農の豆知識について発信。これを農協牛乳の販売スペースに展示することで、消費者の人々に酪農の現場をより身近に感じてもらい、国産の牛乳・乳製品への愛着を深めてもらおうという狙いだ。プロジェクト第1弾では、北海道河東郡士幌町で酪農を営む山岸牧場の北出愛さんが作成したPOPを展示。牛乳は冬場に消費が落ちる傾向があるが、暑さが苦手な乳牛にとっては、実は冬場に乳量が増え成分も濃くなることを、冬ならではのおすすめの飲み方とともに紹介する内容となっている。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で外食需要などの落ち込みが続く中、年末年始は学校が休みとなり牛乳の給食需要もなくなり、生乳需給の緩和が懸念されている。こうした酪農業界を取り巻く環境についても消費者の人々に理解してもらえるよう、酪農家の自作POPを通じて発信していく。

協同乳業