2020年12月25日 16:15

ロコガイドは、静岡県浜松市と共同で実施する、今現在の混雑状況が一目でわかる「混雑ランプ」を活用した浜松市内での実証実験で、臨済宗方広寺派大本山 方広寺(浜松市北区)での混雑ランプの運用を開始した。
方広寺は、奥山半僧坊として親しまれる臨済宗方広寺派の大本山で、東海地方を代表する禅寺。例年、年末年始は除夜の鐘、初詣や祈祷などが行われ、三が日で約3万人が訪れる。本年はこうしたイベントに際し、感染症対策の一環として、混雑ランプの導入が決定した。境内の混雑状況を、「空き」「やや混み」「混み」の3段階で発信する。生活者は、方広寺や浜松市、ロコガイドの各ウェブサイトから混雑状況を確認することができる。
方広寺では、「今だったら安心して参拝に行ける、という判断材料を積極的に発信したいという思いで、「混雑ランプ」の導入を決めた。混雑ランプで混雑状況を確認するとともに、参拝のタイミングをいつもより少し早めの午前中や午後遅めにするなどの分散参拝、またマスクや消毒などの感染対策を意識していただき、安心・安全に参拝していただければ」とコメントした。
浜松市との実証実験は、デジタル技術を活用した混雑情報の地域インフラ構築を目的に、本年6月に開始した。実証実験の結果は、先に導入を進める市内の店・施設での運用状況等とあわせ、ノウハウを蓄積・検証している。ロコガイドと浜松市は、混雑ランプの導入対象を順次拡大することで、新しい日常の実現を支援していく。