2020年12月25日 13:26

大和ハウス工業は、抗菌製品技術協議会(SIAA)の認証を受けた建材や非接触キーなどを採用した「抗ウイルス・抗菌マンション」を展開する。
昨今、新型コロナウイルス感染症の影響で、身の回りや住まいにおける衛生意識が高まっている。同社では、社員を対象に新型コロナウイルス感染症の影響による意識・行動の変化についてアンケートを実施。「今後も積極的に続けたい、または新たにやってみたい生活に関わる行動」として、「家の中の抗ウイルス・除菌」が42%と、高い傾向がわかった。そこで、同社では抗ウイルス・抗菌加工を施した建材を採用するとともに、非接触キーや人感センサー付きスイッチなどの感染リスクを低減できるアイテムを導入した「抗ウイルス・抗菌マンション」を順次、全国展開することとした。
その第1弾として、大阪府茨木市で開発中の分譲マンション「プレミスト茨木双葉町」に採用し、2021年4月より販売を開始する予定だ。「プレミスト茨木双葉町」は、ニューノーマル時代の新しい生活様式に対応できる分譲マンション。「抗ウイルス・抗菌マンション」として、各戸に無機の銀系抗ウイルス・抗菌剤を含んだ特殊コーティング(凸版印刷が開発)を施した床材や建具を採用。凸版印刷によると、その効果は特定ウイルスが24時間で99.9%以上減少、抗菌の効果は大腸菌、黄色ブドウ球菌が24時間で99.9%以上減少することを確認しており、SIAA認証を受けている。また、共用部にはテレワークや子どもの宿題・勉強スペースとして利用できるよう、Wifi利用可能な個室ブースを6カ所設置した。