2020年12月25日 13:06

蔦屋書店と蔦屋投資(上海)は、上海万屋文化传播とフランチャイズ契約を結び、中国2号店で上海初の「蔦屋書店」として「上海上生新所 蔦屋書店」を、12月24日にオープンした。
中国出店2号店となる「上海上生新所 蔦屋書店」をオープンしたのは、発展著しい上海において約100年の歴史をもつ上生新所(英名「Columbia Circle」)。その敷地内において、当時駐在米国人の社交場として使われていた洋館「Columbia Country Club」を当時の内装を残しながら改装し、蔦屋書店として開業した。1924年エリオットハザードによって設計されたこの建物は上海市の優秀歴史建築にも選ばれている。
当時のまま残る建物の中で次の100年の基礎を作ることをめざし、クラシックとモダン、時間と空間の融合を体験できるような空間設計に加え、感性を育む「美育」をコンセプトとして上海でもっとも感性が育まれる場所を目指す。1階は「知性を身に付ける」をテーマとした売場だが、当時のままのこる暖炉と柱を見せるように、その歴史と寄り添い調和する空間を展開。2階はその対比として、「美意識を磨く」ためのコンテンポラリーな空間を展開する。
蔦屋書店は今後も、日本および中国の人々の創造性を刺激し、新たな読書スタイルや心躍る体験を提供することで、多くの人に愛される特別な場となることを目指していく。
所在地は、上海市長寧区延安西路1262号 上生・新所7棟。