2020年12月24日 18:27

カシオ計算機は、「グローバルティーチャー賞2020」を受賞したJose Jorge Teixeira先生と共同で、ポルトガルにおいて関数電卓やエミュレータソフトを活用した科学の授業方法をレクチャーする先生向けのオンラインワークショップを10月に開催した。

ポルトガルでは、政府主導でSTEM教育の強化に向けた理数系科目の質向上に注力している。同社は、これまでにポルトガルの教職員協会のサポートのもと、数学や科学の先生向けに協会公認のトレーニングや教材などを提供してきた。その活動の一環として「グローバルティーチャー賞2020」を受賞したTeixeira先生による関数電卓を使った数学・科学の授業の普及を進める「STEM教育プロジェクト」にも参画している。

今回開催したオンラインワークショップでは、新型コロナウイルスの影響で対面での授業ができない先生を支援するために開催され、300名以上の先生方が参加した。Teixeira先生の講演では、運動エネルギーの単元を例にあげ、関数電卓やエミュレータ、センサーを活用してどのようにオンラインで実験を行うのかをレクチャー。

他にも、生徒からコロナ禍に行ったグループリサーチプロジェクトの成果報告や、先生同士で成功事例を紹介するなど、オンラインでの科学の授業のノウハウを共有した。同社は今後もコロナ禍にも対応したGAKUHAN活動を続けることで、教育現場への貢献に努めるとしている。