2020年12月23日 16:31

製薬企業と患者を直接つなぐ治験支援クラウドサービスおよび治験情報インフラを展開しているBuzzreachは、治験に興味を持つ医師向けに治験情報マッチングプラットフォーム「smt FOR DOCTOR」をリリースした。
Buzzreachは、これまで患者向け治験情報マッチングプラットフォーム「smt(エス・エム・ティ)」を提供してきた。「smt」は、新しい治療法や治療薬の情報を求める患者・家族と日本全国の臨床試験情報をウェブ上でマッチングするサービスで、患者・家族の環境や状況に合った治験情報だけでなく、近隣で、どの医療機関が該当する治験を実施しているのかを知ることができる。
Buzzreachがこのたびリリースした「smt FOR DOCTOR」は、これまで「smt」で培ってきたネットワークや被験者募集事業、システム環境のノウハウを活かし、治験に興味のある医師が、実施環境が整ってなくとも治験に携わることができるよう、登録した医師に治験の案内をするための新たなプラットフォームサービス。
また、当該サービスは被験者募集支援業務として医師に協力してもらうことで、患者の紹介に対して発生する業務対価も医師または医療機関へ提供できる仕組みを構築する。「smt FOR DOCTOR」は医師から治験実施医療機関への患者紹介に留まらず、地域医療連携も組み合わせ、治験を起点とした地域医療ネットワークの活性化にも貢献していく。