and factoryは、H.I.S.ホテルホールディングス（HIS.H.H.）が2020年10月1日に開業した「ウォーターマークホテル京都」にホテル・旅館向け客室内タブレットサービス「tabii」を導入したことを明らかにした。

「tabii」は月額無料で利用できるホテル・旅館向け客室タブレットサービス。ゲストへの館内案内はもちろん、周辺の飲食店や観光地、アクティビティのレコメンドなど各々のニーズに応じた情報提供が可能になる。また、動画や多言語ニュースなど豊富なエンタメコンテンツを用意しており、客室付加価値の向上に寄与。オプションで内線電話やルームオーダー機能、施設内混雑表示、IoTリモコン機能の追加も可能。

ゲストが宿泊約款や客室案内、よくある質問（Q&A）などの情報をタブレット上で検索することもできる。例えば、複数のゲストから同様の問い合わせを受けるケースや、ゲストへの案内状配布などの業務工数・コスト削減に貢献。多言語表示（英・中・韓）により海外のゲストにも対応できる。

さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大で、感染症対策へのニーズが高まっているが、「tabii」は、情報端末としての非接触接客や、施設内の混雑状況の可視化によって混雑状態を減らし、ゲストの旅の安全に貢献。内線電話の搭載も可能で、それらの備品や紙のインフォメーションがタブレット一枚に集約することで、タブレットのみの清掃・消毒で完結する。