2020年12月17日 16:34

ITエンジニア・クリエイター専門エージェントのレバテックフリーランスは、2019年から2020年に新規登録された求職者データをもとに、今年のフリーランスITエンジニアの動向調査を実施した。

まず、レバテックフリーランスの登録者数は2016年から2020年までに約3.4倍と年々増加。昨今の働き方改革の推進で、「フリーランス」「個人事業主」といったキーワードのメディア露出が増えフリーランスという働き方がより身近な存在になったことや、リモートワークの普及により勤務地や出勤時間に縛られないワークスタイルへの憧れから、フリーランスに転身するエンジニアが増えているようだ。

なかでも、10代~20代の登録割合が拡大しており、全体の約43%を占めている。学校教育でプログラミングを体系的に学んできたデジタルネイティブ世代がフリーランス市場に進出してきたと考えられる。

登録者のメインスキル(プログラミング言語)の割合は、Javaがトップで29.1%、次いでPHPが13.8%、C#・C#.NETが10.8%という結果に。各プログラミング言語別の登録人材の割合は、昨対比でC#・C#.NET、COBOL、Javaという順に増加。今年前半に起きた製造業・金融業の開発投資の抑制で、案件解約にあったエンジニアが市場に流出したことが要因として挙げられる。特にC#・C#.NETの案件数が3月から7月にかけて大きく落ち込み、該当スキルを持った人材が次の現場を求めてエージェントに登録するケースが多く見られた。