2020年12月16日 18:24

ナビタイムジャパンは、「NAVITIME API」において、「タクシー料金出力」機能を追加する。地域により異なる初乗り料金や加算料金に対応したルート検索が可能になる。本機能は、12月23日より利用できる。
「NAVITIME API」は、ルート検索やスポット検索、地図表示などの機能を、APIにて法人向けに提供するサービス。利用者の業務システムやWebサイト、スマートフォン向けアプリなどに簡単に組み込み連携させることが可能だ。
全国のタクシー料金は、2019年12月に国土交通省により運賃改定が発表され、2月よりタクシー料金の変更が25都道府県の48地域を対象に行われ、料金のほか初乗り距離や加算距離の変更が地域ごとに行われた。この改定に対応し、MaaSの移動手段の一つであるタクシーの情報を充実させることで、ナビタイムジャパンがAPI提供を通じて支援を行うMaaSに取り組む事業者のさらなる支援につながればと考え、今回の対応に至った。
「タクシー料金出力」機能は、出発地から目的地までのルート検索時に、ルート結果や所要時間、距離とともに、高速道路利用料金を含む、タクシー料金を出力する機能。タクシールート検索時のほか、ナビタイムジャパンの強みである複数移動手段を組み合わせた、徒歩+公共交通+タクシーのルートでも、タクシーを利用した場合の料金提示が可能となる。