2020年12月10日 14:26

DAIZは、兼松、兼松食品と資本業務提携契約を締結した。

DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するスタートアップ。これまでの植物肉に使用されてきた主原料は大豆搾油後の残渣物(脱脂加工大豆)であったため、味と食感に残る違和感、大豆特有の青臭さや油臭さ、肉に見劣りする機能性(栄養価)といった課題が残っており、本格的な普及の妨げとなっていた。DAIZの植物肉は、原料に丸大豆を使用している。さらに、独自の発芽技術によって、これまでの課題を解決する植物肉「ミラクルミート」の開発に成功した。

兼松グループとは、植物肉「ミラクルミート」を通じて、2019年より市場開拓を進めてきた。同社は大豆原料調達から最終製品販売までのバリューチェーンを構築している。また、畜肉事業は各商品で業界トップクラスの市場シェアで国内外に幅広い販路を持っており、加えて食品事業でも加工品に注力し販売ネットワークは多彩だ。

同社は積極的な営業活動の中で「ミラクルミート」の市場優位性を認識。「ミラクルミート」と従来品との圧倒的な違いを高く評価し、それを顧客へ伝えていくことと更なる美味しさを追求していくことで、国内外の市場開拓・拡大という共通の目標を持つことができ、本提携の合意に至った。兼松グループの総合力を活かし、日本のみならず、北米・欧州・アジアなど国内外へ販路拡大を図っていく。

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