2020年12月09日 14:53

Mojo Visionとメニコンは、9月21日、スマートコンタクトレンズの共同開発契約を締結した。

インビジブル・コンピューティングを追求するMojo Visionは、長年にわたる科学研究と多数の特許技術に裏付けられた技術革新で、初の本格的スマートコンタクトレンズであるMojo Lensの開発に取り組んでいる。拡張現実(AR)を利用したMojo Lensは、視界を遮ったり、目の動きを制限したり、コミュニケーションを阻害することなく、ユーザーの自然な視野に画像や記号、テキストを重ねて表示する。

一方、日本で初めて角膜コンタクトレンズを実用化して以来、約70年間に渡り革新的な製品を提供してきた国内最大手のコンタクトレンズメーカーであるメニコンは、コンタクトレンズ関連の全事業領域に対する豊富なノウハウを持っている。

今回の契約により両社は、メニコンのガス透過性コンタクトレンズの研究開発とコンタクトレンズの製造における数十年の実績と、Mojo Visionのスマートコンタクトレンズのマイクロエレクトロニクス、システム統合、および消費者向け製品におけるイノベーションを適用し、両社の専門知識を活用したスマートコンタクトレンズに関するフィジビリティ・スタディを開始。提携領域は、スマートコンタクトレンズに関するレンズ素材、レンズケア、フィッティングを中心としたものとなる。このフィジビリティ・スタディが成功した場合、Mojo Visionとメニコンは、将来に向けた広範な提携を展開する。

Mojo Vision / メニコン