2020年12月08日 15:39

手帳製造・OEMを手がけて66年の伊藤手帳の新商品「Wポケット柔らかマスクケース」は、販売開始5か月の販売枚数が36,000枚を超えた。販売枚数のうち48%が企業のノベルティグッズという売上構成。大型商業施設より6,000枚の受注事例もあり、同社では、Withコロナ時代の新しいノベルティグッズとして定着していると分析している。
また、神奈川県では会食時の新マナー「マスク会食」として会食時には新しいマスクに交換し、外した後のマスクは、テーブルに置かないように注意を促している。このような新しい生活様式の背景からマスクを外した後の収納場所としてマスクケースの需要は今後も増えると見込んでいる。
伊藤手帳は、昭和12年の創業以来、企業向けの手帳を自社で年間約800万冊を製造している。本商品は手帳製造メーカーである同社の技術を活用し、手帳カバーと同じ素材を使い国内工場(愛知県小牧市)で生産。抗菌加工を施し、一時的にマスクを外す時、予備のマスクを持ち歩きたいといったシーンで安心して利用できるよう、商品企画を行った。
2つあるポケットの片側は除菌シートを入れる事も可能なため、より清潔な状態でマスクを収納できる。柔らかな素材を使用しているため折りたたんで使う事も可能。今後同社では、マスクケースの使い方動画を作成し、マスクを外した後のマナー啓蒙に努めていくとしている。