2020年12月07日 17:42

東洋大学ライフデザイン学部子ども支援学専攻において、2021年4月よりChildCareWebの運用を開始することが決定した。ChildCareWebは、医療ではお馴染みの電子カルテの保育版ともいえるもの。

保育施設ごとのこだわりの各種書類の書式や運用ロジック、理想の連動性を個別にヒヤリングし、専門のデザイナーが要望に合わせてシステム内に実現する。手書き書類やWord 、Excelといった電子ファイル管理では実現できなかった書類間の連動性や、情報の二次利用を可能にし、さらに保育者の専門性を高める多彩な機能性との相乗効果によって職員同士の気付きや学びを最大限に引き出していく。

保育施設が日常業務のICT化へ取組み始めている中で、保育者養成の現場でも学生のICTリテラシーの向上に向けた対応が急務となっている。実習計画や実習記録の作成、学生自身の学びの評価、学生間や教職員との情報共有等において、ICTを活用した新たな可能性の模索が始まっている。こうした背景の中、全国の保育施設で運用されている保育ソフトの中でも保育実践やカリキュラム・マネジメントとの親和性が高い保育ソフトとして、東洋大学ライフデザイン学部の有志の先生方によりChildCareWebが選ばれた。

今後の保育者養成課程での更なる運用を視野に入れ、保育者養成機関とも連携しながら機能性の拡充やカスタマイズ性能の向上を進めていく。