2020年11月06日 19:06

多摩美術大学は、「XRシティSHINJUKU」のイベントに協力。スマホアプリで鑑賞する「XR Collection & Museum」という企画で、いつでも、どこでも楽しめる、新しい形のバーチャルアート展示を行う。

「XRシティSHINJUKU」は、小田急電鉄とNTTドコモがXR技術を使った様々なコンテンツを新宿の街中や施設内で提供し、街全体で「便利・お得・楽しさ」といったXRコンテンツを体験できるというもので、人々の暮らしの中でXRが新たなインフラとして普及することを目指す取り組みとなる。「XR Collection & Museum」は第一弾のイベントとして、11月18日~23日までの期間、小田急百貨店新宿店大階段前を会場に開催される。

多摩美術大学はこれまでも小田急電鉄が企画する参加型イベントに協同し、学生が企画やオブジェ制作、運営に携わるなどしてきた。今年3月、連携のさらなる深化を図る目的で同社との連携協力協定を締結した。連携協力協定に基づいた他の施策の検討を進める中で、今回のイベントへの協力が決まった。

多摩美術大学からは彫刻学科と工芸学科が協力し、学生および大学院生の作品計5点を展示する。彫刻学科の作品は今夏にオンラインで実施した「バーチャル彫刻展」からの出品。NTTデータNJKが提供する「STYLY.biz」の技術を活用し、会場に掲出されたQRコードを読み込むことで、空間に浮かび上がるアートが楽しめる。