2020年11月04日 15:09

PARCが運営するColonb’sプロジェクトは、信州大学医学部子どものこころの発達医学教室と共同開発中のスマートフォンアプリ「TOIRO」のベータ版テストユーザー募集を11月2日より開始した。
インターネット、本、アプリなどには、いまたくさんの子育てに関する情報がある。情報がたくさんある一方で、「うちの子にはピッタリ当てはまらない」「書かれているアドバイス通りにやってみたけれど、うまくいかない」という声も多くの父親・母親から聞かれる。本来的に、子どもには一人ひとり個性があり、全員が「◯歳までに◯◯ができる」「◯歳になったら◯◯を始めるべき」といった目安に沿って育つ必要はない。それよりも、子どもの個性と向き合い、その子に合った育ち方を見つけサポートしていくことが大切だ。
「TOIRO」では、子どもの心身の発達に詳しい小児科医と児童精神科医が「個性に合わせた多様な子育て」を実践するための子育てノウハウを配信。子どもの発達を「ことば」「生活」「興味」「感情」「対人関係」「その他」の6カテゴリーに分け、カテゴリーごとのよくある悩みごとに対する向き合い方や解決策を紹介している。
「TOIRO」の機能は3つ。「よみもの」は、子どものこころを専門とする医師による子育ての悩みへの対応策を、Q&A形式の記事でまとめている。「お気に入り」は、気になった記事や、あとで見返したい記事をお気に入り登録することができる。「相談メモ」は、専門機関をおとずれる際に、困っていることをうまく伝えられるよう、あらかじめ書き留めるためのメモ機能となっている。