2020年11月02日 13:38

日本トイレ研究所は、排便をとおして健康や生活リズムを整えることを目的にした啓発活動「うんちweek」を、11月10日~19日に実施する。
日本トイレ研究所は、「トイレ」を通して社会をより良い方向へ変えていくことをコンセプトに活動しているNPO。排便は、食事・睡眠・運動と同様に、生きる上で欠かすことのできない生理的欲求だ。しかし、大人も子どもも排便について学ぶ機会はほとんどなく、日常会話でも隠される傾向にある。また、排便回数や排便状態、排便疾患に関する基本的なデータが十分ではない。過去に日本トイレ研究所が行なった調査では、自分を「便秘症だと思わない」と答えた人のうち約25%は、実際には便秘症の傾向がある状態だった。「うんちweek」の開催により、排便への関心を高めるとともに、健康や生活リズムを整えるきっかけとして、排便状態のチェックを呼びかける。
期間中は、特設サイトにて専門家(医師等)による、排便に関する正しい情報を発信。オンラインイベントとして、11月14日「トイレに、愛を。フォーラム子どもの排便・栄養・睡眠の悩みにお答えします!」、11月15日「意外と知らない!便秘のはなし」を実施する。また、小学校に排便記録を呼びかけ、約1万人の小学生が排便記録を実施するほか、一般に向けた、記録用紙とアプリ(ウンログ)の活用による、排便記録の呼びかけを行う。期間中に集まった排便記録の結果は集計し、12月中旬に発表(予定)する。
期間は11月10日(いいトイレの日)~19日(国連・世界トイレの日)。