2020年10月30日 18:45

福島県の事業者マッチングを支援する「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」は、セメントプロデュースデザインが手掛ける「コトモノミチ」と協業し、福島伝統工芸の大堀相馬焼の魅力を伝えるPOP UPイベント「ひびのもよう」を開催する。

福島県浪江町大堀地区に伝わる「大堀相馬焼」は、ひび割れ、二重焼き、駒の絵などの特徴を有し、町民はもちろん地域住民に広く親しまれてきた伝統的工芸品。大堀相馬焼の伝統と革新、伝統技術を生かした新しい価値づくりへの挑戦を目指し、大堀相馬焼の特徴の一つである貫入(かんにゅう)のひび割れ模様を切り口に、民窯として栄えたルーツを持つ大堀相馬焼が日々の生活に浸透していく様子(模様)とかけ、「ひびのもよう」をタイトルとして名付けた。貫入を入り口として、大堀相馬焼を広く認知してもらう展示を目指す。

プロジェクトの1つとして「コトモノミチ at TOKYO」にて、福島の大堀相馬焼窯元による11月3日(火)~15日(日)の期間限定販売を行う。「コトモノミチ at TOKYO」はセメントプロデュースデザインが日本各地の悩んでいる町工場や工芸の職人たちと共に考えて、つくったコトやモノを伝えていく場所。大堀相馬焼の窯元4事業者の商品を期間限定で販売する。

また、11月7日(土)には、セメントプロデュースデザイン代表取締役社長 金谷勉さんと、300年以上続いてきた大堀相馬焼の窯元「陶徳(すえとく)」10代目の陶正徳さんによるトークセッションをオンラインにて開催する。