2020年10月19日 16:16

ゲンロンは、新しい放送プラットフォーム「シラス」を、10月19日に正式オープンする。

「シラス」は、ゲンロンの協力のもと、ゲンロンのグループ企業シラスが開発した放送プラットフォーム。ゲンロンは同日、「シラス」上で、ゲンロンカフェのイベントをすべて生放送する「ゲンロン完全中継チャンネル」を開設する。また、11月には評論家の辻田真佐憲さん、ライターのさやわかさん、画家の弓指寛治さんの個人チャンネルの開設を予定。その後も順次チャンネルを追加していく予定だ。

「シラス」は、従来の放送サービスとは異なり、すべてのコンテンツが原則有料で提供され、購読料金を通して配信者を支援する仕組みが特徴。ユーザーが煩わしい広告動画やバナーを目にすることはなく、配信者もユーザーの購読料によって継続的な運営が可能だ。月額の利用料金はチャンネルごとにそれぞれ設定され、支払うことで、そのチャンネルの生放送やアーカイブ動画が見放題になる。一部の番組については、番組ごとの単独購入にも対応している。

また、「シラス」には観客と配信者との継続的なコミュニケーションを促進するための機能が多く実装されている。本編放送のあとに有料で番組を延長する機能、番組購入者のみ作品や資料ファイルがダウンロードできる機能など、既存のプラットフォームとは一線を画すサービスを提供する。

料金は、「ゲンロン完全中継チャンネル」月額6600円(税込)。

シラス