2020年10月15日 18:27

オールアバウトは、専門家の知見で人生100年時代を生き抜く「選択肢」を提示する「モヤフォー研究所」の第4弾として「withコロナ時代のマネー」に関する不安を調べ、調査結果と解説マンガを公開した。
現在のアラフォー世代は、就職氷河期を経験したいわゆる「ロストジェネレーション世代」を含み、職・収入面で不遇な世代といえる。また、子供を持つ世帯にとっては「教育費」「住宅ローン」のほか、「老後への備え」にも気を配らなくてはならない、まさに三重苦の時代に突入している。
小学生4~6年生の子供を持つアラフォー世代426人に対し、貯蓄額を聞いたところ、約2割が100万円以下、2000万円以上は約14%と2極化の結果となった。また、コロナ禍においてこれからの給料や雇用など収入面や住宅ローンの見通しを聞いたところ、約7割が「不安を感じる」と回答。また、老後を見据えたマネープランの準備状況を聞いたところ貯蓄ゼロ円世帯と貯蓄2000万円世帯の比較では「出費にメリハリをつける意識をしている」「今後の大きな支出をある程度把握している」「毎月確実に貯めている」の3点に約60ポイント以上の意識の大差が見られた。
この結果についてAll Aboutガイドは、住宅ローンは金利の心配よりも、副業などで収入の確保が重要。老後破綻を防ぐためにも、後回しにしがちな老後のイメージのすり合わせを夫婦で行うことで今後の収入・支出・貯蓄への意識も大きく変えることが可能と提言した。