2020年10月15日 11:47

大和ハウス工業は、11月2日、愛知県弥富市において東海・北陸地域最大の物流施設「DPL名港弥富」を着工する。
愛知県を中心とする東海地域では、製造業やEC関連の物流量増加を背景に、マルチテナント型物流施設への需要が堅調に推移している。中部圏での物流施設の空室率は減少傾向にあり、中でも愛知県は関東や中部、関西地域をカバーできる中継物流拠点として役割を果たせるとともに、東海・北陸地域に分散する物流施設を集約する拠点として、今後も根強い需要が見込まれる。その中で、愛知県ではこれまで物流施設開発の中心は小牧市周辺だったが、伊勢湾岸自動車道や新名神高速道路などの交通網の開通により、湾岸エリアまで拡大している。こうした状況を踏まえ、同社では愛知県弥富市においてマルチテナント型物流施設「DPL名港弥富」を開発することとした。
「DPL名港弥富」は、1フロアあたりの面積が約5万平方メートル、延床面積が約21万平方メートルであり、ともに東海・北陸最大の物流施設。同施設は地上4階建てで、最大16社のテナント企業が入居できる。立地面では、伊勢湾岸道「湾岸弥富インターチェンジ」より約1.4kmと東海・中部地域へのアクセスが容易。また、名古屋第二環状自動車道「(仮称)名四西インターチェンジ」から約6.5kmに位置しているため、名古屋市中心部へのアクセス性も高い立地にある。
所在地は愛知県弥富市駒野町1-1。竣工日は2022年5月31日(予定)。