2020年10月12日 12:28

和歌山市は、10月9日、「和歌山市観光アプリ」の配信を開始した。

「和歌山市観光アプリ」は、2019年リリースし好評を博した音声ARアプリ「友ヶ島」を大幅リニューアルしたもので、今年新たに同市のシンボルである「和歌山城」のコンテンツが追加された。音声によるガイド機能に加え、同アプリ最大の魅力である音声劇「オトガタリ」を楽しめる(一部のコンテンツは、実際に各スポットを訪れると音声が聴ける仕組み)。

1585年、羽柴秀吉が紀州を平定し、弟の秀長に命じて築城した和歌山城。その後、桑山家・浅野家・徳川家と城主を変えながらその長い歴史を刻んできた。同アプリ「和歌山城コース」ではこの和歌山城の持つ歴史の多層性に着目し、「音に導かれ、2つの時代の和歌山城を旅する。」をコンセプトに、「関ヶ原の戦いで武功を立てた浅野幸長が城主だった築城初期」と「和歌山城で生まれ育ち後に八代将軍となる徳川吉宗が城主だった江戸時代」にフォーカスして和歌山城を巡る音声ガイドを提供。最終目的地となる天守では、天守を舞台にして繰り広げられる浅野幸長と徳川吉宗の音声劇「オトガタリ」を楽しめる。

また、「友ヶ島コース」では、日本遺産「葛城修験」のガイド機能を追加した。6月に日本遺産に認定された『「葛城修験」-里人とともに守り伝える修験道はじまりの地』。友ヶ島は、この「葛城修験」の開祖、役行者が法華経を埋納したとされる28の経塚の1番目の地。今回、その友ヶ島が伝える「葛城修験」のガイド機能が追加された。

価格は無料。

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