2020年09月28日 16:35

現代アート会員権サービス「ANDART」を運営するANDARTは、ポップアートの巨匠・アンディー・ウォーホルの作品オーナー権(会員権)を、9月28日(月)正午12時より販売開始した。

「Campbell’s Soup I (Pepper Pot)」は、大量生産される大衆文化へのアンチテーゼも込めたウォーホルの代表作。ウォーホルがいち早く取り入れた「シルクスクリーン」技術を活用して制作され、スープ缶という大衆にとって身近な素材を描くことで、「大量消費される大衆文化をシニカルに描いた」という2つのウォーホルらしさが詰まった本作は、ウォーホル作品の中でも最も知名度が高く、象徴的な作品として語られることが多い。

1970年にはキャンベル・スープ缶の原画が当時現存のアメリカ人画家としてオークション最高値を記録し、なおも高額で取引され続けている。オリジナル以外にもポスターやレプリカが存在し、雑誌や広告で目にすることが多いため身近な印象を受けるが、制作部数が限定され、作家本人のサインが入った本物のシルクスクリーン作品は、その希少性と人気から、作家の中でも最高位の価格で取引されている作品のひとつ。

Soup Can Iは異なる10種類のキャンベルのスープ缶を描いた10枚組のポートフォリオだが、その中から今回はPEPPER POTを描いた一枚が共同保有作品として出品されている。購入価格は10,000円~。詳しくはこちら