2020年09月25日 12:18

第一法規は、「~人手不足を円満解決~現状分析から始めるシニア再雇用・定年延長」を、9月15日に発刊した。
多くの企業で、同一労働であっても再雇用後の賃金が下がることによる、「シニアのモチベーション低下」が顕在化している。とはいえ、現役時と同じ待遇で同じ仕事をシニアに継続させることは、企業経営に与える影響が大きく現実的とは言えない。その一方で、労働人口の高年齢化・減少による人手不足、そしてシニア雇用を推進する法改正といった社会情勢もまた、企業経営を左右する問題だ。つまり、多くの企業がシニア雇用のあり方を見直さなければならない状況を迎えている。
本書は、人材の確保・定着のための手段の一つとして、シニアを活用する必要に迫られている企業の労務担当者向けの実務書。企業の人事課題に沿ったコンサルティングを得意とし、実績を上げている著者が、単にシニア活用のバリエーションを紹介するのではなく、必要かつ実現可能な範囲で、自社の状況に合ったシニア活用を行う方法について、具体的な成功事例を用いながら解説している。図表や事例を豊富に使用しており、自社での取り組みを具体的にイメージしやすい構成だ。「自社のシニア活用法を見直したいが、どう行えばよいのかわからない」(=自社の課題が明確になっていない)労務担当者、そして企業経営者にも最適の一冊となっている。
定価は3300円(税込)。