2020年09月23日 18:05

LINE AIカンパニーは、LINE CLOVAのAI技術を活用した文字認識サービス「CLOVA OCR」において、各種会計書類に特化した「CLOVA OCR(レシート・領収書特化型)」、「CLOVA OCR(請求書特化型)」の提供を開始した。

現在、リモートワークをはじめとする新たなワークスタイルにより、急速なデジタル化やペーパーレス化が進む中、バックオフィス業務におけるデジタル化も注目されており、今後も更に加速していくと予想される。「CLOVA OCR」は、書類・画像に記載された文字・文章をテキストデータへ変換するサービス。伝票や領収書の登録、モバイルアプリ上における情報入力など煩雑な入力作業を簡単にし、手入力や項目分類の時間を大幅に削減する。手書き文字、斜めになった文字、歪んだ文字でも高い精度の認証が可能で、国際会議ICDARでは、世界No.1を獲得しており、企業や行政のサービスに導入・活用されている。

従来のAI-OCRでは、企業ごとに異なるフォーマットのレシート・領収書・請求書の読み込みを自動化するために、事前に手作業でフォーマット設定するなど、煩わしい事前設定が必要だったが、各種会計書類に特化した本サービスは、より高度な文章認識による文字や値の検出・認識のみならず、項目分類まで対応する。手入力や項目分類などの工数を大幅に削減することが可能なため、初期の運用コストなどの削減が期待できる。