2020年09月23日 09:28

横浜美術館は、11月14日~2021年2月28日の会期にて、「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」展を開催する。
国内の各地方を代表する3つの公立美術館、横浜美術館、愛知県美術館、そして富山県美術館。この3館は、1980年前後の、いわゆる「美術館建設ラッシュ」の時期に開館した美術館だ。それから約40年の間に、それぞれが多様性に富んだコレクションを築いてきたが、いずれの美術館も近現代の西洋美術を収集の柱のひとつとし、またその分野に美術館の「顔」となる作品が多く含まれる点で共通している。
今回の展覧会は、その3館が共同し、それぞれのコレクションを組み合わせて20世紀西洋美術の歴史を振り返るもの。3館が誇る西洋美術コレクションから、ピカソ、クレー、ミロ、エルンスト、ダリ、マグリット、ポロック、ベーコン、ウォーホル、リヒターなど、20世紀美術史を彩った巨匠たちの作品を厳選し、絵画を中心に約120点の作品を紹介する。特定の作家をフォーカスして3館の所蔵作品を比較するコーナーなど、連携・共同企画ならではの趣向も織り交ぜながら、表現手法と概念の刷新が繰り返された前世紀の美術の軌跡をたどる。
また本展を最後に、横浜美術館は大規模改修工事のため、2021年3月より2年を超える長期休館に入る。
観覧料は一般1500円など(オンライン日時指定予約制)。