2020年09月03日 13:00

ヤマハは、遠隔会議用サウンドソリューション「ADECIA(アデシア)」を2021年1月(予定)に発売する。

新型コロナウイルスの影響により、在宅勤務の導入拡大だけでなくオフィスでの働き方にも変化が生まれており、テレビ会議やWeb会議などの遠隔会議は、今やなくてはならないコミュニケーションの手段となっている。また、オフィスの会議室においても、会議参加者同士が適切な距離を保つための柔軟なレイアウト変更や、会議の準備から利用までの間に会議室設備に触れる回数を減少させる工夫、参加人数や目的に応じた会議室の効率的な運用、残響が多く遠隔会議に向かなかった会議室への快適な音空間の導入など、ニーズが多様化している。

今回発表する「ADECIA」は、ヤマハが長年培ってきた音を原点とする音声処理技術とネットワーク市場における経験を駆使し、市場の要望に応えながら新開発したシーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」と専用プロセッサー「RM-CR」を中心としたシステム。既に業務音響市場で高い評価を得ているDante/PoE対応ラインアレイスピーカー「VXL1-16P」とPoE給電対応のネットワークスイッチ「SWRシリーズ」を組み合わせることで、音とネットワークの技術の相乗効果をいかんなく発揮する遠隔コミュニケーションのワンストップサウンドソリューションを実現し、多様な遠隔会議スタイルをサポートする。

価格は、シーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」60万円、専用プロセッサー「RM-CR」24万円(すべて税抜)。発売時期は2021年1月。

「ADECIA」製品情報