2020年08月21日 06:39

難民支援協会は、10月に4日間にわたり、「難民アシスタント養成講座」を開催する。
難民支援協会は、日本に逃れてきた難民の「苦渋を傍観するにたえず、同じ人間として支援したい」(設立趣旨書より)との想いから、常勤スタッフ1名で1999年に設立され、20年間で6000名を超える難民に支援を提供してきた。
コロナ禍は日本に暮らす難民の人々にも大きな影響を与え、より困難な状況に立たされている。また、最近では、難民申請者の収容の問題も報じられている。今こそ難民保護という観点から、日本の制度の課題に加え、難民が社会の一員として暮らしていけるような受け入れのあり方や地域づくりなどについて、市民一人ひとりが考え、担うべき役割は大きくなっている。
「難民アシスタント養成講座」と題した本イベントは、今、日本でどのようなことが起きているかをさまざまな角度から難民の現状を学び、日本に住む私たちに何ができるか、難民受け入れに前向きな社会をどのように作っていくか、を共に考える講座だ。本講座には、学生から会社員、研究者、ソーシャルワーカーや医療従事者など、幅広い職業の人々が参加している。参加の動機も様々だが、参加者にとっては、同じように難民に関心のある人と知り合える良い機会となる。今回は、オンライン講座なので、日本全国・海外など、どこからでも参加可能。また、オンラインでの交流会やディスカッションの機会も予定している。
参加費は1万2000円(学生6000円)。開催日は、10月3日、4日、17日、18日の全4日間。応募締切は9月15日。開催方法はオンライン開催。









