2020年08月19日 15:57

ふくのわプロジェクトは、衣類を寄付するのに便利な宅配キット「おうちでふくのわ」を発売した。

ふくのわプロジェクトは、家庭に眠る衣類を寄付してもらい、売却した収益金で、パラスポーツを応援する産経新聞社主催のプロジェクト。2016年春にスタートし、これまでに約280トンの衣類をリユース。収益金約560万円を、パラスポーツの競技団体等に寄付した。寄付金は、世界選手権の日本代表選手団のユニフォーム作成費などとして活用されている。

日本国内では、年間に約100万トンの衣類が廃棄処分されているとされ、大きな問題となっている。衣類の再利用を通じて、パラスポーツを応援する本プロジェクトには、全国で大勢の人々が賛同。2018年1月3日以来、1日も欠かすことなく、提携先倉庫には衣類が寄せられている。また、コロナ禍で、多くの自治体が衣類回収を停止しているなか、衣類の寄付量は増えている状況だ。

発売開始した「おうちでふくのわ」キットには、宅配便(ヤマト運輸)の160サイズ(縦、横、高さの合計160cm以内、重さ25kg以内)相当の寄付袋と宅配便の伝票(送り先記載済み)、送り方の説明書などが入っている。手元にキットが届くまでの送料と、衣類の提携先倉庫までの送料も含まれ、沖縄県を除く国内各地で利用できる。これまでの同社宅配便で発送する場合(個人向け基本運賃、160サイズ)に比べて70円~510円ほど送料が安くなり、段ボールなどの梱包材の用意の手間も省ける。

価格は2000円(税込)。

購入は産経iDサイトから