2020年07月22日 14:21

京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻と京大オリジナルは、「『人を知る』人工知能講座2020」を9月からオンラインにて開講する。
人工知能は人の生活を豊かにするためにあるべきものだ。そのためには、人の意図を理解し、状態を推し量り、個人に合わせ、状況を見据えた判断をおこなう高次計算機情報処理、すなわち「人を知ることによってできる」人工知能が必須となる。人工知能技術はまた、人の考えや行動の発現の裏にある複雑な情報処理機構を解明するための、「人を知るため」の合わせ鏡ともなる。
今回の講座は、知能情報学専攻の特長でもある、網羅的な人工知能に関する研究分野に携わる8名の教授が講座を担当。知能メディア、機械学習、脳認知という幅広いAI技術において、「人を知る」ことで得られる最先端の理論を学ぶことができる。理論だけでなく、Pythonなどを用いたクラウド上での開発演習を行うこともでき、実践的な技術を身につけることも可能。大学での学習では時間がかかる内容が、一気に具体的に手を動かしながら短期間に集中して受講することができる。
2019年度から2期目の今回は、新型コロナウィルスへの対応として、オンラインにて講義と演習を実施。講座8つのセッションから成り、それぞれ1つの研究室が講座を提供。各セッションは4日間もしくは2日間の講義と演習で構成されている。
受講料は、「知能メディア・認知システム」各session30万円、「脳認知科学」各session15万円、一括受講(全8session)160万円(すべて税別)。日程は9月~2021年3月。