2020年07月20日 11:47

ワタミは、日替わり夕食宅配を行う「ワタミの宅食」にて、7月13日から、バイオマスプラスチック容器を回収してリサイクルする取り組みを関西地方と静岡県の一部地域まで拡大した。
「ワタミの宅食」は、日替わりの食事とまごころを届けることで社会を支えるインフラとなることを目指し、事業を展開している。「ワタミの宅食」では、弁当・惣菜の製造から配達までを自社で一貫して行っており、配達担当である「まごころスタッフ」が、顧客が使用したあとのバイオマスプラスチック容器を回収し、弁当・惣菜を製造する食品工場「ワタミ手づくり厨房」中京センター(愛知県津島市)に集め、協力企業にて中間処理を行ったのちに油・コークス・ガスにケミカルリサイクルを実施。ケミカルリサイクルした油から弁当・惣菜の容器に再生する。
6月22日週現在は、中部・北陸・中国・四国の15県で実施しており、これまでにリサイクルしたバイオマスプラスチック容器の総量は約142tとなり、CO2に換算すると、約19.1tを削減したことになる。7月13日からは、さらに大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、京都府、和歌山県、静岡県(浜松市、袋井市、磐田市、藤枝市、菊川市、焼津市)の7つの府県まで拡大し、既に展開している地域と合わせると、今後は、毎日約10万食分(約3t)をリサイクルする計画だ。2022年3月を目標に全国展開を計画しており、その際には年間約6100万食(約1830t)のバイオマスプラスチック容器のリサイクルを見込んでいる。