2020年07月08日 15:23

LIXILは、玄関ドア用電動オープナーシステム「DOAC」を、8月3日より先行受注をスタートし、9月1日より全国で発売する。
国内の既築玄関ドアのほとんどは開き戸で、車いすユーザーが外出・帰宅する際は、「家族やヘルパーの手助けが必要」「狭くて車いすの向きを変えられない」「開閉するのに時間がかかる」「仕方なく庭から出入りしている」など、大きなハードルとなっている。また、ドアから引戸への改修は建築的・費用的に負担が大きく、マンションやアパートでは変えること自体ができない。そこでLIXILは、家族みんなが使えて、一緒に暮らすすべての人が笑顔になる商品づくりを目指し、今ある玄関ドアがたった一日で、自動ドアに生まれ変わる玄関ドア用電動オープナーシステム「DOAC」を開発した。
「DOAC」は、玄関ドアに触れることなく、リモコンで鍵の施錠・解錠からドアの開閉までボタンひとつで操作できるので、身体が不自由な車いすユーザーでも誰かの手を借ることなく外出することができる。玄関ドアを自動的に施錠するオートロック機能付で、カギを閉めるためにわざわざ振り返る必要がない。さらに、万が一のケースを徹底的に考えたフェールセーフ設計で、車いすユーザーや高齢の人でも安心して使える。「DOAC」は、今ある玄関ドアにそのまま取り付け可能なため、1日でリフォーム工事が完了し、その日から使用することができる。
参考価格は、「DOAC1ロックセット」20万8000円(税抜、搬入・取付・設置費等別)など。販売地域は全国。発売日は9月1日。