2020年07月06日 15:48

せとうちクルーズは、国内外の新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、3月1日より休止していた客船「guntû(ガンツウ)」の運航を、7月5日より再開する。

「guntû」は、「せとうちの海に浮かぶ、ちいさな宿」をコンセプトにした宿泊型の客船。母港であるベラビスタマリーナ(広島県尾道市)を拠点に、東回り・西回り・中央の3エリアに分けられた10種類以上もの航路の中から季節・出発日にあわせて運航している。「せとうち漂泊」というコンセプトのもと、夜は沖合で錨泊し、1泊から最大3泊4日かけて瀬戸内海沿岸を周遊。瀬戸内の伝統や文化を凝縮した旅のスタイルを提供し、国内外の乗客を迎える。また、穏やかな風土に寄り添った船外体験を通じて地域貢献にも繋げていく。

再開にあたっては、政府の方針を踏まえ、日本旅客船協会および日本ホテル協会のガイドラインを基に、バイオセーフティーマネジメントシステムのガイドラインを策定した。本ガイドラインは、新型コロナウイルスに対する防疫・早期発見、航海中・航海後の新型コロナウイルス蔓延防止、クルーの防疫対策、ならびにガンツウが訪れる地域の人々の防疫対策を目的とするもので、7月3日に日本海事協会の認証を受けた。

本ガイドラインに基づき、乗客が同船に到着し、下船するまでの間の動線や、クルーの動線等を考慮し、接触感染と飛沫感染のリスクを洗い出し、その上で、乗客とクルーの感染リスクを低減させるための、具体的な感染予防対策を行う。

旅行代金は1泊40万円~100万円(2泊3日/1室2名利用の場合の1名あたり)。

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