2020年06月29日 17:38

凸版印刷は、このたび各領域で高まる環境衛生へのニーズに対応するべく、抗菌剤入りカードの生産体制を2020年7月より約50%増強。抗菌剤入りカードの普及により、衛生的なカード決済や従業員の安全確保を支援、厚生労働省が公表する「新しい生活様式」の実現と経済活動に貢献する。
本抗菌剤入りカードは、その抗菌性能が高く評価され、金融機関はもちろん多くの業界で採用されている。この度、厚生労働省が公表する「新しい生活様式」の実現と、その中での企業や生活者の経済活動へ貢献をするべく、キャッシュレス化促進とオフィスを含む生活の各場面での環境衛生ニーズの高まりに向け、2020年7月より抗菌剤入りカードの生産体制を従来から約50%増強することを決定した。
本抗菌剤入りカードは、JISZ2801(抗菌仕様に関するJIS規格)に準拠しており、カード表面の大腸菌と黄色ブドウ球菌の繁殖率は1%以下を実現、衛生管理の徹底が必要な医療・医薬現場や、食品を取り扱う場所でも安心して利用が可能。頻繁に利用することで、カードに傷や摩耗が発生してしまった場合でも、抗菌材がカードの素材に配合されているため、抗菌性能を維持したまま利用することができる。
また、凸版印刷が提供するキャッシュカードやポイントカード等の無人型カード即時発行機にも対応しているため、利用者自身で操作してカードの受け取りが可能となっている。価格は、従来と変わらず、抗菌性能の無い通常のプラスチック基材のカードと比較して、約1割増しで提供する。