2020年06月29日 08:50

シャープマーケティングジャパンは、西鉄バス北九州、西鉄エム・テック、スピナ、YE DIGITALと協力し、自動販売機能および32V型液晶タッチディスプレイを搭載した「スマートバス停」の実証実験を、福岡県北九州市にて6月26日より開始した。

本実証実験では、シャープの飲食店向けセルフ注文機をベースに開発した「スマートバス停」の試作機を、北九州市内の砂津バスセンターに設置。「スマートバス停」は自動販売機の機能を搭載しており、地元銘菓「くろがね堅パン」を販売する。「くろがね堅パン」は大正時代に官営八幡製鐵所(当時)で生まれたお菓子。保存性を高めるために水分を極力抑えたことで、まるで「くろがね(鉄)」のように堅いパンとなったことから、「くろがね堅パン」と呼ばれている。

「スマートバス停」はタッチパネルによる簡単操作で購入できるほか、購入者は本機上部に搭載のカメラで、小倉城や西鉄バスなどのオリジナルフレーム付き記念写真の撮影も可能。また、32V型液晶タッチディスプレイには、時刻表や路線図のほか、地元のおすすめスポットやグルメ情報なども表示する。本実証実験を通じ、バス停における物販や大型ディスプレイを活用した情報発信の訴求効果などを検証していく。

設置場所は、砂津バスセンター(福岡県北九州市小倉北区)。設置期間は6月26日から1年間(予定)。

シャープ